Z-KEN's P&TI Studios

プラレールとトラックマスターを用いた某きかんしゃの二次創作置き場

P&TI S14 E28 きゅうこうファーディナンドれっしゃ

モードのファースト・ランは、夕方、海底トンネルを抜けた先のミスティアイランドの乗り換え駅に無事に到着した。ソドー島の景色とは打って変わって、雪は積もっていない。 まるで別世界に来たような気分だったが、トップハム・ハット卿とロウハム・ハット卿…

P&TI S14 E27 ヘンリーとチョコレート

ミスティアイランドの線路を、白い車体が駆け抜けていく。 新しい電気機関車のモードだ。彼女は、鉄道検査官を客車に乗せて張り切っている。 木々が生い茂る山を背に、海岸の線路を駆け抜け、海底トンネルの中へと入っていく。 完成間際の駅では、トーマスが…

P&TI S14 E26 サムソンとフレデリックとしんごう

ソドー島の鉄道には、たくさんのポイントがある。 ポイントにはそれぞれの役割があり、本線から支線へ分岐するものや、操車場や側線へ入るためのもの、そして暴走した列車を止めるための小さな物などさまざまだ。 それらの大半は近くの信号所によって切り替…

P&TI S14 E25 グラグラばしのしゅうふく

ミスティアイランドにあるものは、とても奇妙なモノばかりだ。 中でも特に異質なのは、グラグラ橋と呼ばれる、こわれかけの橋だ。 見た目は危険だが、意外にも安定していて、丸太を積む場所へ行く唯一の交通手段として使われている。その昔、橋げたが濁流に…

P&TI S14 E24 パクストンのブレーキしゃ

ある日、シドニーは、友達のパクストンを探していた。 名前を呼びながら、ディーゼル整備工場を駆け回っている。 「パクストン、ねえ、パクストン。さっきヴィカーズタウン駅で面白いことがあったんだけど…」 だけど、パクストンの姿はどこにも見当たらない…

P&TI S14 E23 バートラムをさがせ

ある朝、トビーはヘンリエッタと一緒に、行楽客を運んで、古い金鉱を訪れた。 「やあ、おはよう、トビー」 そこには彼の友達、バートラムの姿があった。休日になると、トビーと一緒に、お城や鉱山を訪れるお客さんを楽しませるためのツアーを行っているのだ…

P&TI S14 E22 エドワードはひよっこ?

エドワードは、物知りで親切な、ベテランのテンダー機関車だ。 本土の隣の鉄道から来てから、もう長いことソドー島で働いている。 小さくて古かったが、信頼における役に立つ機関車だと、島の誰もが認めている。 仕事のやり方もよくわかっている。貨車も客車…

新・出張版P&TI 書き下ろしエピソード一覧

『TLRCD』と並行でPixivに投稿する新たなシリーズのエピソードタイトル、概要、各回に登場する主要キャラクターの一覧です。P&TI用に書いたものの何らかの事情で表現が不可能と判断した没タイトルのアレンジや、新たに書き下ろしたもの合計132話(5シリーズ分…

P&TI S14 E21 せんろのうえのじゃり

その日、ハーウィックの支線沿いは、とても忙しかった。 ジャックと建設現場の仲間達が新しい集落を作るために作業をしていた。 線路から海岸にかけて、その土地は砂利で埋め尽くされていたので、地面を整えるために取り除く必要があった。 ホイールローダー…

P&TI S14 E20 まいごになったマーリン

役割が決まって間もない頃、マーリンが正式にブリドリントンへ配達に出ることになった。 マーリンはとてもウキウキしていた。彼は冒険が大好きだった。でも、マーリンはまだ本島の反対側にあるブリドリントンへの行き先を知らない。 そこで、ハリケーンが先…

P&TI S14 E19 セオのだいしっぱい

セオは、いくつもの歯車を回して走る、恥ずかしがり屋の小さなタンク機関車だ。 彼はレキシーやマーリンと一緒に実験場で実験用に造られたのだが、走る時に歯車が詰まって苦労するなど、実験は失敗として終わったがために、自信を持てずにいる。 セオはいつ…

P&TI S14 E18 マーリンのだいぼうけん

ヘンリーは製鋼所の機関車たちとすっかり仲良しになっていた。特にセオとマーリンだ。 初めはその奇妙な姿に度胆を抜かされたが、すぐにセオたちの事を理解して打ち解けた。 「僕も最初は、思いもよらない形で 造られたんだ。それがまた ひどい出来でね。事…

P&TI S14 E17 やくたたずのきかんしゃ

本土のとある製鋼所では、風変わりな機関車が5台働いている。 リーダーを務めるディーゼル機関車のフランキーは、彼女に忠実な大型タンク機関車ハリケーンと一緒に2台で製鋼所を切り盛りしていた。だが、すぐに手が回らなくなり、苦労が絶えないフランキーは…

P&TI S14 E16 さびしがりやのベレスフォード

強い風が吹く、嵐の兆しが垣間見えるある日のこと、ソドー島は忙しい一日を迎えていた。 機関車達が客車に貨車に入換えとそれぞれ休む暇なく働き、そのために燃料を補給して仲良くおしゃべりしている中で、ヘンリーは駅でポツンと一台、トップハム・ハット卿…

P&TI S14 E15 ロージーのあこがれ

ロージーは、ライラックのボディが鮮やかな、明るいタンク機関車だ。 車輪の数はトーマスと同じように6つで、トーマスと同じようなサイドタンクを持っていて、3つのドームは同じようにずんぐりしている。 そして何より彼女はトーマスが大好きだった。ロージ…

P&TI S14 E14 ビルとベンのとりかえっこ

ビルとベンは、エドワードの支線の末端、陶土の採掘場で働く、小さな双子のタンク機関車だ。 2台とも、驚くほどそっくりなので、仲間は汽笛の音色と名札を見なければ見分けがつかない。そこで2台はよくそれを利用したイタズラを仕掛けるのだった。 ある日、…

P&TI S14 E13 スクラフとヒロ

ある朝、トップハム・ハット卿はティッドマス駅に機関車達を集めて指示を出していた。 「もうじき、多くの訪問客が 島を訪れるだろう。駅を通過する機関車は 全員 綺麗に洗っておくように。特に キミだぞ」 彼はスクラフの方を指差して言った。 スクラフの車…

P&TI S16 エピソード一覧(改訂版)

投稿は今のところ未定ですが、よほどのことがない限りこれが最終回となります。 【Trouble on Sodor】 E01 トーマスと停電 (Sodor Blackout) 陽気に貨物列車を牽いていたトーマスは、調子に乗りすぎて脱線し、電柱を倒してしまう。そのせいで町中の明かりが…

P&TI S15 エピソード一覧(改訂版)

2023年頃投稿予定。 【Little Engines Help Out】 E01 ゴードンとポーター (Porter the Supporter) 未だにポーターを「ちびラクダ」と馬鹿にするゴードン。そんな彼が大口をたたいていると線路にしみ込んだディーゼル油で滑って恥さらしをしてしまう。 E02 …

P&TI S14 E12 おしゃべりチャーリー

タンク機関車のチャーリーは、みんなを笑わせることが大好きだ。 彼はよく、仲間の前で冗談を言っていた。 「やあ、エドワード。ピッピッ、ピュイ、っていう音が 機関車から鳴りました。それは なんででしょう」 「うーん、なんでだろう」 「汽笛と一緒に 機…

P&TI S14 E11 ハンクのあたらしいしごと

大きな体を持つハンクは、遠くアメリカからやってきた蒸気機関車だ。 ソドー島で働くにはあまりに大きいが、大量の貨物を長い旅路で牽かせられると踏んだトップハム・ハット卿は、彼を本土への連絡列車として任せる事にした。 ところが、その分重量もあり、…

P&TI S14 E10 ノーマンとデニス (再投稿版)

※この記事は、2018年6月4日に以前のブログで投稿したものを再編集したものです。 操車場で働くデニスとノーマンは、双子の機械式ディーゼル機関車だ。 姿かたちはよく似ているが、何といっても、顔も性格もボディの色もまるで違うのが特徴的だろう。 灰色の…

P&TI S14 E09 ウィンストンそらをとぶ (再投稿版)

※この記事は、2018年2月2日に以前のブログに投稿したものを再編集したものです。 ウィンストンはガソリンエンジンで動く、ノース・ウェスタン鉄道で唯一の軌道検測車だ。 ボディの色は明るい赤で見た目はとても小さく、昔の自動車のような形をしている。 軌…

P&TI S14 E08 パーシーとディーゼルとかじ (再投稿版)

※この記事は、2017年12月29日に以前のブログで投稿したものを再編集したものです。 機関車や自動車などを動かすには人の手だけでなく燃料も必要不可欠だ。 蒸気機関車やクレーン車の多くは石炭と水。重油や薪を焚いて動かすものもある。 ディーゼル機関車は…

P&TI S14 E07 スタフォードとやさいバス (再投稿版)

※この記事は、2017年9月10日に以前のブログで投稿したものを再編集したものです。 スタフォードは島で唯一の蓄電池機関車だ。 動力は電気。でも他の電気機関車のように架線から電気を受け取るのではない。 内蔵電池を充電することで数時間だけ走れるのだ。 …

P&TI S14 E06 やっかいなディーゼルきかんしゃたち (再投稿版)

※この記事は、2017年8月22日に以前のブログに投稿したものを再編集したものです。 デンとダートは、島の最東端、ヴィカーズタウンのディーゼル整備工場で働く2台のディーゼル機関車だ。 大きな車体のデンは努力家で工場のリーダーを務めている。 ダートは不…

P&TI S14 エピソード一覧(改訂版)

全28話。2014~2016年の間にシナリオを制作し、2018年にかけて10話まで"はてなダイアリー"の方で投稿したシリーズです*1。既に投稿済みの回は再編集して2021年1月から投稿を開始いたしました。 今回はエピソード一覧の編成を若干変えましたので、改めてリスト…

P&TI S14 E05 エドワードのてつどうツアー (再投稿版)

※この記事は、2017年6月29日に以前のブログに投稿したものを再編集したものです。 毎年夏になると、イングランドや世界から集まる、鉄道愛好家の人たちを乗せるツアーが数回開かれる。 ホストはエドワード。自分の支線を走って彼らを案内するのだ。 彼は双子…

P&TI S14 E04 タンクきかんしゃゴードン (再投稿版)

※この記事は、2017年5月28日に以前のブログに投稿したものを再編集したものです。 蒸気機関車には大きく二つに分けて、本体に炭庫と水槽のあるタンク機関車と、炭水車と呼ばれる石炭と水だけを積んだ車両が接続されたテンダー式機関車の2種類がある。 コンパ…

P&TI S14 E03 トーマスとやこうれっしゃ (再投稿版)

※この記事は、2017年5月20日に以前のブログに投稿したものを再編集したものです。 ノース・ウェスタン鉄道での郵便配達は、支線ごとの分担で行われている。まず、ヘンリーやヒロなどの本線の大型機関車が本土からの郵便物を運んでくる。 それをトーマスの支…