『軽便鉄道管理局長の日誌(TLRCD)』の世界に、もしもトーマスと仲間たちがやってきたら…? もしも『汽車のえほん / きかんしゃトーマス』の世界にライ島の機関車たちが旅をしたら…?
そんな「もしも」の世界を、読者から多く寄せられた希望に応えつつ、ウィルバート・オードリーをリスペクトした、全6つのIfストーリーをお届け!
〜あらすじ〜
1938年の夏、トップハム・ハット卿に選ばれたトーマスとジェームスは、ライ島の軽便鉄道を手伝うように言われる。アーサー卿がぜひ交流したいという話で、代わりにリチャードとフリントがソドー島へやってくることに。彼らはそれぞれの鉄道で苦難を乗り越えながら、役に立つことを学んでいく。
第1話 ジェームスと軽便鉄道 (Helping the Light Railway)
ある初夏の日、トップハム・ハット卿は知り合いであるアーサー・F・モンタギュー卿の軽便鉄道を手伝うためにトーマスとジェームスを手伝いに向かわせる。トーマスは自分の支線を気にする一方、ジェームスは自分の真っ赤なボディを見せびらかせようと浮れる。ところが、待っていたのは、彼が思いもよらぬ出来事だった。
第2話 トーマスといじわるな客車 (Pranks on the Rails)
アーサー卿はソドー島の評判を知り、トーマスに旅客列車を任せる。しかし、操車場ではいたずら好きのタイニーが、寝坊するホレスを懲らしめようと、トーマスに彼の客車を繋ぐよう促す。トーマスは信用を失わないように気を張って働こうとするが、双子の客車アビーとミニーはそうさせてくれない。
第3話 リチャードと急行列車 (Pride of Express)
トーマスとジェームスが軽便鉄道で悪戦苦闘する傍ら、ソドー島を手伝いに来たリチャードとフリントは鉄道の大きさに戦慄していた。特に、青い機関車だらけなことにリチャードは不快感を覚え、エドワードとファーガスの話をよく聞かずに貨物列車を牽いてしまう。
第4話 パーシーとフリント (Percy and Flint)
背の低い機関車フリントはしばらくセメント工場で働き、トップハム・ハット卿に大きな駅を手伝うように命令される。彼があまりに背が低いのでゴードンとヘンリーにばかにされる。パーシーはフリントを元気付けようとするが、やりすぎてしまう。
第5話 ジェームスと俵祭り (James and the Bales)
ライ島のブラス・ヒルでは毎年収穫の時期になると俵運び祭りが開催される。負傷者の出る危険な祭りだがとても人気だった。ジェームスが空っぽになった火薬運搬車をグラスプール駅まで運ぼうとしていると、トラブルが発生する。
第6話 トーマスの相棒 (Really Useful Spirit)
西港の機関庫にて、何のために狭い軽便鉄道で働いているのかを尋ねるジェームスに対して言い争いが勃発する。そこでタイニーとエリオット爺さんは場を収めて相棒と一緒に働くことを、トーマスは役に立つ機関車になることを目標にしていることをお互いに伝える。